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歌の良い悪いの基準

こんにちは。


Tiny Studio music school

ギター、シンガー・ソングライター、DAW/DTM 講師の谷本富久です。

 

 

歌が良いとか悪いとか、どこできまるの?というお話です。

最初から及び腰で大変申し訳ないのですが、

歌の良し悪しは、好みの部分が非常に大きいです。

単純に上手いからいいというわけでもないですし、「上手い」の基準もまちまちです。

私個人的には、曲との相性が、重要なのではないかと思っています。

 

なんか、ぼんやりした内容になってきましたが、ここで一つのヒントを示したいと思います。

 

例えば、AさんBさんCさんDさんの4人のボーカリストがいたとします。

 

Aさんは、声量イマイチ

 

Bさんは、高い声が出ない

 

Cさんは、音程が不安

 

Dさんは、リズムが怪しい

 

という欠点があったとします。

この4人の中で、もっともミュージシャンに受けが悪い、わかりやすく言うと、音楽家から「ない」と思われてしまうのは誰でしょうか?

 

 

 

まず、Aさんは声量がイマイチ...

でも最近はほとんどの音楽でマイクを使うので、直ちに「問題あり」とはなら場合が多いです。マイクやアンプがある以上、声量のあるなしは、もはや好みの問題でしかありません。

確かに声量豊かな歌は魅力的ですが、その反対に、声量がなくても、たとえばウィスパーと呼ばれるささやき声でも、魅力的なボーカリストはたくさんいます。

 

Bさんは高い声が出ません。

でもキーの低い曲なら問題ありません。これもどんなに言い張っても好みの問題です。

 

Cさんは音程が不安。これは好みの問題ではなく、確実に良くないです。

 

Dさんは、リズムが怪しい。

これも好みの問題ではなく、確実に良くないです。

 

では、CさんDさんどちらがよりマズいでしょうか?

これは程度にもよりますが、実はDさんがマズいとされる場合が多いと思います。

なんかネガティブな内容になってしまいましたが.....。

 

実は音楽というのはリズムがとても重要です。

音程も重要ですが、少しくらいならズレても案外大丈夫だったりします。

でも、リズムのズレはあっという間に音楽を壊してしまいます。

 

実は歌が上手い人、よりミュージシャン受けするボーカリストは、リズムがとても正確です。リズムはあまり注目されない要素ではありますが、ぜひ気にかけてみてください。

 

 

wrote by 谷本富久