最初から及び腰で大変申し訳ないのですが、
歌の良し悪しは、好みの部分が非常に大きいです。
単純に上手いからいいというわけでもないですし、「上手い」の基準もまちまちです。
私個人的には、曲との相性が、重要なのではないかと思っています。
なんか、ぼんやりした内容になってきましたが、ここで一つのヒントを示したいと思います。
例えば、Aさん、Bさん、Cさん、Dさんの4人のボーカリストがいたとします。
Aさんは、声量イマイチ
Bさんは、高い声が出ない
Cさんは、音程が不安
Dさんは、リズムが怪しい
という欠点があったとします。
この4人の中で、もっともミュージシャンに受けが悪い、わかりやすく言うと、音楽家から「ない」と思われてしまうのは誰でしょうか?
まず、Aさんは声量がイマイチ...
でも最近はほとんどの音楽でマイクを使うので、直ちに「問題あり」とはなら場合が多いです。マイクやアンプがある以上、声量のあるなしは、もはや好みの問題でしかありません。
確かに声量豊かな歌は魅力的ですが、その反対に、声量がなくても、たとえばウィスパーと呼ばれるささやき声でも、魅力的なボーカリストはたくさんいます。
Bさんは高い声が出ません。
でもキーの低い曲なら問題ありません。これもどんなに言い張っても好みの問題です。
Cさんは音程が不安。これは好みの問題ではなく、確実に良くないです。
Dさんは、リズムが怪しい。
これも好みの問題ではなく、確実に良くないです。
では、CさんとDさんどちらがよりマズいでしょうか?
これは程度にもよりますが、実はDさんがマズいとされる場合が多いと思います。
なんかネガティブな内容になってしまいましたが.....。
実は音楽というのはリズムがとても重要です。
音程も重要ですが、少しくらいならズレても案外大丈夫だったりします。
でも、リズムのズレはあっという間に音楽を壊してしまいます。
実は歌が上手い人、よりミュージシャン受けするボーカリストは、リズムがとても正確です。リズムはあまり注目されない要素ではありますが、ぜひ気にかけてみてください。
wrote by 谷本富久
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